10月5日に開催した教養深化キャリアデザインカフェでは、日本で初めて「哲学」の専門知を活用したコンサルティング会社を立ち上げた吉田幸司さんを講師にお招きして、文系博士であるご自身のキャリアヒストリー、起業の理由や試行錯誤、メディアから脚光を浴びた経緯、独自のファシリテーションから開発した「哲学シンキング」等についてご講演いただきました。このセミナーは、教養深化生以外の学部生も含む21名参加してくださり、学生の皆さんの起業や専門性を活かした仕事への関心の高さが伺えました。会場からは質問が多数寄せられ、活発なディスカッションが行われました。

また、会の後半では、座談会形式で講師の吉田さんと参加者が直接対話する場を設けました。この座談会には、文学研究院の田口茂先生、藏田伸雄先生 も参加してファシリテートくださり、会の終了時間を30分以上超える盛り上がりとなりました。

終了後のアンケートでは、「研究している文系学問を今後のキャリアに活かす上で参考になった」「起業という観点は、単に生計を立てていく以上に、自分の研究と社会の繋がりを考えて研究する上で重要なものと理解できた」等のコメントが寄せられました。
登壇していただいた吉田幸司様、参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。
今後も、学生の皆さんがキャリアを考える上で役立つようなテーマでキャリアデザインカフェを開催したいと思います。