「人文・社会科学系大学院生のステップキャリア形成 Advanced COLA」を開催しました
公開日:2023/09/07
最終更新日:2023/09/07
大学院教育推進機構先端人材育成センター、教養深化プログラムの共催で、8月9日(水)に大学院生を対象としたキャリア支援セミナー「人文・社会科学系大学院生のステップキャリア形成 Advanced COLA」を開催しました。本セミナーは、人文・社会科学博士のキャリアパスの多様化の促進に向け、産業界等で活躍している企業人を招き、文系大学院での学びや教養が産業界でどのように活用できるのか、そして仕事のやりがいや魅力を学ぶことを目的として平成29年度より実施しています。
当日は、文学研究院の藤田健研究院長の開会挨拶の後、講演では、NTT社会情報研究所の横山実紀氏、SAPジャパン株式会社の蘇有安氏、株式会社三菱総合研究所の薮本沙織氏よりそれぞれの学生時代の研究活動やキャリアに対する考え、実際に企業で働いてみて感じたことなどを話していただきました。その後の講師によるパネルディスカッションと個別相談会では、参加者から多数の質問があり、活発なディスカッションが行われました。
このセミナーには32名が参加し、終了後のアンケートでは、「博士進学を考えていて就職に不安を感じていたが、民間企業で研究職として活躍でき、自分の軸に沿った進路選択が可能であることを講演者の方々の話で知ることができて良かった」、「博士課程での経験を活かして自分に合った企業・職種を見つけることができれば、アカデミア以外でも活躍する可能性がたくさんありそうだと知ることができた」等の声が寄せられました。 北海道大学は第4期中期目標・中期計画に基づく大学院改革のうち、キャリア支援に関して、「学部から博士までの一貫したキャリア教育の強化」を掲げており、先端人材育成センターでは、博士・博士志望の学生に向けて、専門性を活かし社会で活躍するためのスキルアップ、進路選択に関する支援を行っています。また、教養深化プログラムは全ての分野の大学院生に向けて社会で活躍できる実践力向上のためのプログラムを提供しています。今後も、多様なキャリアパスを広げるためのスキルアップや情報収集に役立つ機会を提供していきます。